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認知症患者介護の支援

認知症患者支援の活動

当院の副院長である大木教久が、茅ヶ崎医師会内に「認知症患者支援研究会」を立ち上げて行っている活動です。医師会の多く医師が参加しています。

この「研究会の活動主旨」は下記の通りです。

『認知症とそれに伴う精神症状などについての学習を行い、認知症患者さんへの尊厳ある対応に関する検討を行い、患者の早期発見に努め、認知症患者と介護者の抱える諸問題を理解し、その負担軽減に協力し、地域社会全体への介護の移行を潤滑に行うためのサポ−ト体制の充実を目指します。茅ヶ崎地区の認知症の啓発と医療、介護、福祉の総合的なネットワ−ク構築をはかり、地域医療に寄与すること』

多くの認知症患者さんとその家族(介護者)の置かれた生活環境の厳しさ、苦悩を目の当たりしてきてきました。認知症患者さんを抱えた家族は、相談先がわからない事が多く、困惑されています。この現状の改善には我々の医療機関では限界があり、医療・福祉・介護の連携が必要と強く考え、この会の立ち上げを考えました。

日本は21世紀を迎え世界に類をみない超高齢社会を迎えています。確実に茅ヶ崎寒川地区にも高齢化の波は押し寄せてきています。茅ヶ崎寒川地区は比較的温暖な地域で、また地元意識が強い地域です。だからこそこの難しい問題もこの茅ヶ崎寒川地区ではできるのではないか、もっと住みやすい地域にできるのではないかと思っております。

年齢を重ねる事はすばらしいと少しでも思える社会を住民みずからの手で作りたい。そのためにはまず医療・福祉・介護がばらばらにサ−ビス、ケア−を行うのではなく、ネットワ−クを持った形態が必要と強く考えました。一貫としたネットワ−クから地域のコミニテイ−形成の一躍になるのではないかと思っております。このネットワ−クでは、医療者側からは開業医の先生が拠点となり、病診の連携、神経内科専門医、精神科の先生方の連携が重要と考えます。そして患者さん家族の方々の相談窓口が多岐にわたる事が現実的です。これからもネットワ−ク構築のために活動を続けていきます。

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嚥下障害患者介護の支援

食べること、飲み込むことが上手にできない方々へ
脳神経、筋肉障害などにより嚥下障害をお持ちの在宅患者さんを中心に行っています。

摂食・嚥下とは?嚥下障害患者介護の支援

摂食」とは食事をとること、食べることの全般を言います。「嚥下」とは飲み込む動作を意味します。食べることと簡単に言いますが、人が食べ物を食べる行為はとても複雑です。
 
人はどのように食事をとっているのか考えてみましょう。

  • 食べ物を見る
  • 食べ物であると理解し、どのように食べたらよいかを考える(食動作の組み立て)
  • 手・食事用具(スプーンなど)を使用し、食べ物を口に運ぶ
  • 口を開き、口の中に入れる(捕食)
  • 口の中の感覚で食べ物の形態を把握し、噛む力や時間・回数を整理して食べ物をかみ砕く (咀嚼、口腔内保持)
  • 唾液と食物を混ぜ合わせ飲み込みやすい塊にする(食塊形成)
  • のどに送り込む(咽頭への移送)
  • 食物を飲み込む(嚥下)

これらの行動がうまくいかない時に「摂食障害」が生じます。
摂食障害が起こる病気は、脳卒中、神経・筋肉疾患、呼吸器疾患、喉の周囲にできた腫瘍、身体の一部の麻痺によっても起きます。
食事場面においてこんなことがありませんか?

  • 口角(唇の端)から食べ物がこぼれる
  • 口の端からよだれが出る
  • 飲み込みが悪くなった(いつまでも口の中にため、飲み込もうとしない)
  • むせる
  • せき込む
  • 食べ物がのどにつまった感じがする
  • 食べ物を見ても反応しない
  • 声がかすれる
  • 食事の時間が長くなる
  • 食後に痰がよくからむ

などの症状が伴っているときは「嚥下障害」を疑ってください。
それではなぜ嚥下障害に気を付けなければいけないのでしょうか。

「嚥下障害」がありますと「窒息」「誤嚥」(誤って気管に食べ物が入り込む)の危険性が高まり、呼吸停止肺炎となることが多くなるからなのです。肺炎の予防の意味からも嚥下障害をきちんと診断して治療することが重要となっています。

口から食べることの大切さ嚥下障害患者介護の支援

食べ物を食べるということは、生きていく上で必要不可欠な行為であると同時に、生きる楽しみや喜びにつながるとても大切な行為です。食べることで気力・意欲の改善にもつながります。高齢者や病気が原因で上手に食べることができない場合があります。そのような方でも食事の工夫やちょっとした注意によってうまく食べられることがあります。しかし、食べる行為によって生じる危険もあるので、安全に食べる方法を見つけ、患者さんのQOL(生活の質)を高めていく必要があります。

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褥瘡予防・治療

在宅患者さんの診療を中心に行っています。
寝たきりになると、色々な問題が起こり、その中でも「褥瘡」(じょくそう)、すなわち床ずれは大きな問題となっています。充分な管理をすれば「褥瘡」は避けられるはずです。

褥瘡はなぜできるのか?褥瘡予防・治療

皮膚の知覚障害があったり、運動マヒや廃用性(使わないことによる)などで動きがなくなったりすると、同じ部位の血流が障害されることにより皮膚組織が破壊されやすくなります。それが「褥瘡」につながっていきます。皮膚が傷つきやすく感染しやすくなっている高齢者や体力の低下した人は「褥瘡」ができやすいのです。高齢者の皮膚は、皮脂(あぶら)が少なく弱く、皮下血流も少ないのです。さらなる栄養・免疫力低下が細菌感染をおこしやすくしています。栄養低下、運動マヒ、廃用性などによる皮下・脂肪・筋肉組織のやせによって骨が隆起することも「褥瘡」をできやすくしている要因のひとつです。

褥瘡の症状とは?褥瘡予防・治療

圧迫された部分はやがて赤くなってはれてきます。後に水ぶくれ、びらん(表面がはがれてしまうこと)、潰瘍(えぐれてしまうこと)、壊死(組織が死んでしまうこと)ができ黒ずんでくることもあります。壊死が筋肉、 腱、骨におよぶこともあります。

褥瘡を予防するには?褥瘡予防・治療

いったん「褥瘡」ができると大変です。感染源にもなり処置に人手と時間がかかります。ですから予防的な介護が最も大切となってきます。以下のことがらを行っていきますと予防が可能となってきます。

  • 除圧
  • 皮膚の圧迫を避けることが最も基本的な予防です。体位交換をできるだけ2時間ごとに行い、有効な除圧用具(エアマット・ム−トン・スポンジパットなど)を使用し、できるだけ同じ姿勢をさけることが大切です。寝たきり状態だけでなく、車椅子乗車でも「褥瘡」は起こりえます。

  • 皮膚ケア−
  • 皮膚の清潔、適度な湿潤を保つことが大切です。特に臀部、仙骨部などは骨の突出による圧迫が生じやすい部位のために褥瘡が発生しやすく、尿・便失禁によってむれることが多いので、オムツ交換を適切に行い、状況により皮膚保護剤を使用して皮膚の湿潤をコントロ−ルしていくことが大切となります。
    褥瘡の有無にかかわらず入浴・シャワ−を行い清潔を保持していくことが大切です。摩擦や衣類のずれにも注意が必要です。

  • 栄養の改善
  • 十分な栄養の補給が必要です。低栄養状態の方が多く、特に蛋白、ビタミン、ミネラル、亜鉛などを十分に補ってください。補えない場合には、補助的な手段(経管栄養、点滴、内服など)が必要なこともあります。

  • リハビリテ−ション
  • 四肢の拘縮予防を行うことでの褥瘡の予防につながります。

治療褥瘡予防・治療

処置もさることながら、全身状態、栄養状態の改善も同時に行っていくことが大切です。初期の発赤には除圧が有効です。びらん部分は清潔な水などによる洗浄を中心に行い、必要に応じて消毒を行います。適度な皮膚の湿潤環境を保持し、壊死部分には医師の処置を加え、消毒、薬物の使用を行っていきます。

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かかりつけ医の役割

「かかりつけ医」とは、住民の健康管理をする身近な医師のことです。

診察以外にも健康診断、病気の予防、生活指導、健康相談も含め、総合的な相談ができ、家族ぐるみでつきあえ、「安心を与えられる医師」のことです。必要な場合には、往診を行い、また、必要時には、すみやかに適切な専門医を紹介します。さらに、介護・福祉にも精通し、これらへの橋わたし役を果たしていきます。

今後、住民の医療体制を考えるにあたっては、住民が安心して暮らす事ができる住み慣れた地域の存在が重要となってきます。そこには、住民を常に中心に置き、いくつになっても人間としての尊厳を尊重し、信頼できるうる地域医療が必要となります。そのためにも「身近なかかりつけ医」を持つ事が重要と考えております。

住民自身が、どのような医療体制をお望みになり、「かかりつけ医」とは、どうあるべきなのかを考えていただく事が重要です。その判断材料、情報を我々は提供していきます。これらをもとに住民自身が医療機関を選択し、医療体制づくりに参加していただきたいと思っております。

  • 茅ヶ崎医師会活動や医師会ホ−ムペ−ジなどの医療機関情報の充実をはかり、住民の皆様 が、ご自分の「かかりつけ医」をみつけやすい情報を提供します。実際の詳細情報は茅ヶ崎医師会ホ−ムペ−ジの医療機関マップ等から検索してみて下さい。
  • 診療所と病院、診療所どうしの連携を密にして、住民の皆様が安心して近くの診療所を「かかりつけ医」にできるようにしていきます。
  • 在宅医療を受けている患者さんも「かかりつけ医」が病院と連携し、病状が悪化した時は  「かかりつけ医」が不在の時でも連携した病院が対応できるようにしていきます。
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障害者施設の支援活動

当院では、「にこにこクラブ」の活動を支援しております。

「にこにこクラブ」とは、昭和61年に茅ヶ崎市民により設立された認知症患者さんと介護者の支援を目的としたボランティア団体(代表:北村さん)です。

「にこにこクラブ」の活動内容としては下記の通りです。

  • 認知症患者さんの介護者への支援
  • 介護者同士の相談・交流・親睦
  • 茅ヶ崎市・寒川町徘徊者のための「SOSネットワーク」への支援
  • 関係団体との交流

にこにこクラブは定例の活動を月2度行っております。
詳しくはお電話でお問い合わせ(TEL:0467-52-2673)ください。

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